結構書いた内容がどこかに飛んでしまった。
おっかしーなぁ。どこいった? はじめに。 この日の記録は嫌な思い出が主です。 読まずにスルーすることをオススメします。 旅行の記録として残しますが。 朝早くホテルをチェックアウトして 次の目的地ヴッパータールへ向かう。 デュッセルドルフから乗り換え。 ヴッパータールには世界最初の懸垂式モノレールがあって 川の上を流れに沿ってフワフワと走る。可愛らしい。 途中で降りず終点まで行くと 反対側のホームへすぐ移動して折り返した。 ユラユラして落ちはしないかと、心配がよぎった。 あ、検索しますと落ちたことあるみたいですね。おぉー・・・ とはいえ、可愛いです。 ものすごくお腹がすいたので ヴッパータールまで戻ると 近くのパン屋でサンドイッチを買って 少し離れた場所で食べる。 ここでもヤーパンは珍しいのか 遠巻きに視線を投げかけられる。 まいっちゃうなぁと思いつつ 食べる方に夢中。 落ち着く間もなく次の目的地へ。 デュッセルドルフまで戻ったのか そのまま直行したのか全く思い出せない・・・ 列車の時刻表はもらったんだ。 Hamm(ハムっていうのかな)というところから ゾーストへ行く車中で切符の確認があった。 言わなくてもいいのに、「ゾーストへ」と (目的地を言った方が乗り間違えた時に教えてもらえるらしいので) 若い車掌さんに言うと「そう、次の駅ゾーストね」というや 彼はちょっと離れたところにいた若者たちに 「ゾーストに行くんだってよー!」と大発表。 な・・・なんでーーっ???!! あまりにビックリして息が詰まった。 その若者と車掌は友だちなのか、そうじゃないのか まったく分からず 「ゾースト行くんだってよー」の他は取り巻かれるとか 石を投げられるとかも無く、 とても平穏に目的地に着いた。アレは何だったんだろうか。 情緒不安定? おとぎ話の世界みたいで可愛らしい街だ。 駅が工事中なのがちょっと気になった。 次のミュンスターではその日泊まるホテルを探さなくてはいけない。 さぁここからどう路線をたどろうかな、とDBセンターを探すも どこにも見当たらない。 違うところに移設されてるのかなぁと そこにいたオジジに聞くも教えてくれたのは切符販売機。 しかたないので、すぐ後ろを歩いていた女の子2人組にきいてみても 「分かんなーい」と。 駅のパン屋さんに聞くと 工事中で今はないんだとか。 え”ーーーっ!? 1番2番ホームしかない小さな駅なので どっちか分かれば何とかなるかもと 駅に貼りだしてある時刻表とにらめっこ。 読み方を推測する。 黄色と白い紙で 時間順に停まる駅が書いてあるのと 下にいくたび時間が遡るのと2種類あった。 遡る時刻表は何のためにあるんだ? 出迎えとかかなー。 一度知っているHammまで戻って そこで聞くことにしようと 不安で心臓バクバクになりながら電車を待つ。 読み方はあっていたようで無事列車に乗り込みHammまで。 Hammはゾーストより大きな駅で インフォメーションセンターがあったけれど 時刻表の読み方がわかったので それで判断することに。 時刻表に列車ナンバーが書いてあれば もっと分かりいいのにな。 本日はまだ続く。ミュンスターへ。 このゾーストへ行く途中 この旅で一番キツい出来事があった。 ドイツ人の一面を垣間みる出来事。 全員がこの気性ではないことも注意。 しかし大なり小なり持っている二面性。 電車に乗ると混んでいたので しばらく入口付近にスーツケースをイスにして座っていた。 電車が止まって席空いたかなぁと車両内を見ると 側で友人らしき人としゃべっていた アラブ系のオジジに 「席空かないなぁ」だか「空いたか?」だか話しかけられた。 「ごめんなさい。ドイツ語わからないです」と言い 引き続きその場に留まる。 いくつか駅をすぎると席も空いてきたので 近くにあった4人がけに座った。 背もたれのある、ありがたさ。 まだ昼前というのに時差ボケのせいかグッタリしていた。 いくつか駅をすぎたところで 一人のオババが乗り込んできた。 ホームに娘と孫らしき人がいて 目の前の窓ごしに見送りをし 「あ、日本人だわ」と思ったのか 斜め前も空いているのに 興味ありげに真横の席に座る。 オババなにか話しかけてきたが 再び「すいません、ドイツ語分からないです」と英語でかえす。 オババは英語が分からないらしく それでもしきりに何か伝えてきたので当惑していると どうやら「かかえている荷物を前の席に置いたら」と言っているみたい。 親切に言ってくれているのでお礼を言い バックパックを置くと再び車窓を眺める。 列車からの流れる車窓が大好きです。 隣のオババが向こう側の席の女性に話しかけ おしゃべりが始まった。 ドイツの人たちは知らない同士でもよく会話をして どこでも賑やかになる。 あぁ日本と違うんだなぁとボンヤリしていると 「ヤーパン」とか「オクトーバー」とか聞こえてきた。 日本の話題をしているなぁと思っていたら 声色が変わってきて、どんなトーンの話しか分かってきた。 その中にカワイイ女の子がいるのに気づく。 旅で出会った人と交流ができればと 日本のおもちゃを持ってきていたので よせばいいのに紙風船をあげることに。 「息をここから吹き込んで膨らますんだよ」とジェスチャーで教えると 女の子は嬉しそうに膨らましてポンポンと飛ばした。 お母さんも笑顔で「ありがとう」といってくれたので よかったなぁ。と嬉しくなっていたら 隣のオババ、自分の持っているファイルを凝視。 その中には紙風船だとか折り紙だとか和紙人形を入れていた。 あまりにも凝視するのでちょっと怖くなり 和紙人形をあげることに。 オババは受け取った人形を女の子のお母さんに見せ 口を歪ませると「ま、もらっときましょ」とか言い バックの中にしまった。 下車時刻確認のため時刻表の紙をみると オババも紙を差し出してきた。 見ると「同じ場所ね」と。 あぁ、そうですねーと相づちをうつ。 Hammで下車するのだった。 そのことを向こうのお母さんに伝えるオババ。 「こんなの渡してさー。同じ駅に降りるんだから 面倒みろってつもりなのよー」 この推測はあながち間違っていないのだ。 しかし自分はゾーストに行くので Hammって何だろうとこの時点では気づかず。 ついてからよく見ると乗り換えの必要があるみたい。 DBのオジジ、教えといてくれよー。 自己確認の必要、再確認。自己責任を持つこと。 てめぇの面倒はてめぇでみること。 オババ先に降り立つ。 一緒に降りるのがなんとなく面倒なので 離れて降りる。 乗り換えホームの番号を紙で確認していると 降りたはずのオババが来て 「こっちから降りるのよ」と しきりにエレベーターを指差す。 「いえ、私はこれからゾーストです」と紙を見せながら説明。 親切にどうも、と思いつつ乗り換えホームのベンチに座っていると 帰ったはずのオババ再び登場。 何のかのとドイツ語で言いつつ、どこかを指差し まだ停まっている乗ってきた列車のほうへ自分を誘導。 自分もバカだなーと思うのだが 何か説明してくれているなと思って ソッチ側へ回ると、その列車が発車した。 オババは列車内にいる、しゃべっていたお母さんに手を振り 列車が見えなくなるや否や、自分を無視して そそくさと去って行った。何だったんだろう。 つまり、やはり「言葉の分からない外人の世話をしたのよアタシは。」 ということを、列車で会って名前も知らない人に対してアピールしたのだ。 列車側へ誘導するあたり狡猾だなぁ。 そしてそこには、断りきれないドイツ人を 物を渡して利用した悪い外国人という構図が 意図的に作られた。 親切を装ってはいるけれど よそ者に対しては、とても残酷になるということ。 ほっといてくれればいいのに、つつかずにはおれないこと。 話しのネタに利用されたことは、 人の口に戸はたてられないので仕方ないが 何も悪いことしてないのになぁと悲しくなったと同時に 自分の鈍臭さに情けなくなった。 嫌なら席をスッと移動するくらい 気転がきかなくては。 また、怖いからあげる、というのも 相手に伝わっているだろう。 理由はどうあれ、自分が「この人にあげたいな」と ホントに思わなきゃ、貰う側だって嬉しくはないよな。 一方で、頼んでも無いことを頼まれたと思ったのか 断れないのよね。という部分も見えた。 そのへんは、義理堅いのかもしれない。でも頼んでませんよ。 日本にも、こういう人はいて 避けたいのに寄ってきて巻き込まれるというのがよくある。 なんでだろうか。気弱に見えるんだろうか。 大人しそうに見えるからか?よくゆーぜ、ですか? まぁ、ともかくどこにでもいるが そういう悪意を含んだコミュニケーションって 一人旅のときは辛いなぁと思う。 しばらく自分の中に抱えておかなきゃいけないからだ。 これも人を知る経験か。
by ukigumo-kaza
| 2009-10-11 15:33
| ドイツ旅行
|
タグ
海外映画(260)
今日のひとしゃべり(138) 邦画(106) 写録(64) オモシロ(62) アート・デザイン(53) グッときた!(映画)(47) 昭和(46) 旅(33) ドイツ(32) 本(31) 音楽(23) アニメ・ドラマ(19) 勝手にドイツ映画祭り!(14) ショー・エンタメ(12) ツボCM(7) 旅もの(2) ライフログ
book
movie
music
最新のトラックバック
以前の記事
その他のジャンル
ブログパーツ
検索
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||