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ソウル・オブ・マン

ヴィム・ヴェンダース監督作品。

1920年代から60年代のブルースシンガーのドキュメンタリー。
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」のブルース版かな。
オリジナルの映像と
現在のミュージシャンが彼らの曲をカバーした映像が交互に流れる。
BECKも歌っていた。

1977年、NASAが打ち上げたボイジャーには
地球外生命体と遭遇したときのために
50カ国の言葉と色んな音が録音されたレコードが積まれていたそうだ。
そのレコードの中には音楽も収録されていて
この映画の登場人物の歌もはいっている。

'60年とかって日本だと敗戦後で
国を立て直そうと必死になっていたときで
一方、戦争に勝ったアメリカは裕福になっていたかというと
けしてそうではなかったんだなぁ。
先日観た「ランド・オブ・プレンティ」でも
ベトナム戦争のことがでてきたけれど
この映画でも当時アメリカは国民そっちのけで
明け暮れていたベトナム戦争によって
苦しむ人々の姿があった。
アメリカがまったくどの国の諍いにも参加せず
戦争を終わらせて少なくとも自国民を苦しみから
解放するときはくるのだろうか。★★★☆


e0038717_14332726.jpgソウル・オブ・マン
『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』でキューバ音楽ブームの火付け役ともなったヴィム・ベンダース監督が、再び音楽に生きる人々の人生を魅せたドキュメンタリー。スキップ・ジェイムスやJ.B.ルノアーら、伝説のブルースマンの人生を綴る。
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by ukigumo-kaza | 2010-02-28 15:45 | 海外映画

ハメット

ヴィム・ヴェンダース監督作品。

珍しく探偵もの、と思いきや。

ハメットは元探偵の推理小説家。
足を洗ったはずなのに
事件に巻き込まれていく。

自分の書いた小説と
似たようなシチュエーションになるんだけれど
現実(映画の中での)は、そうもいくはずなく。
ハードボイルドだぜ。
だけど金持ちたちの隠れた怪しい会合って
現実にもありそうだな。

ダークブラウンがよく似合う作品。
アングルにもこっていて
タイプライターを打っているのを下から撮ったり。
音楽もオシャレ。

スタッフのなかにフランシス・フォード・コッポラの名前がっ
エグゼクティブプロデューサーだって。

海外推理ドラマのポアロとか
ホームズみたいな雰囲気が
ひさびさで楽しかったな。★★★★

e0038717_12322289.jpgハメット
中国人の少女が行方不明になり、捜査を開始した探偵ハメットが巨大な陰謀に飲み込まれていく・・・。ハードボイルド小説を確立した作家ダシール・ハメットを主人公にしたJ・ゴアズの小説の映画化
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by ukigumo-kaza | 2010-02-28 12:33 | 海外映画

ランド・オブ・プレンティ

ヴィム・ヴェンダース監督の
ドキュメンタリー的なカラー作品。

9.11後のアメリカ。
誰に頼まれるわけでもなく
自国を守りたいと思うあまり
街をパトロールするポール伯父さんを
長年、海外で生活していた姪が
母(伯父さんの妹)の手紙を持って訪ねてくる。

二人は中東に対する意識が真逆。
伯父さんはターバンを巻いている人を見るだけで
テロリストだと決めつけ、
ビデオカメラや遠隔スコープなど搭載したボロボロのバンで
執拗に追跡し調査記録をつける。

姪は人種を差別することなく
お世話になっている教会で
貧しい人たちに混ざって
配給をしている。


アメリカは正義だと強く信じる伯父の目の前で
ある事件が起こる。
徐々に状況を見つめながら
姪に導かれつつ
あたらしい事実に気づいていくのだが・・・

伯父はベトナム戦争の経験があり
9.11でその時の場面がフラッシュバックを起こし
ピンク剤と呼ばれる枯れ葉剤の影響で
いまも苦痛を強いられながらも
戦争に勝ったしアメリカのしてきたことを信じてきた。
情報が限られた状況に置かれただろうし
自国を救いたい!って強い気持ちは責められない。

マイケル・ムーア監督ほど
パワフルでガンガンと強烈に訴えてはこないけれど
市民の気持ちと事実の間にある捻れに
本当に自由の国なんだろうかと感じた。


姪と伯父さんがある家を訪ねたとき
ハチドリがプププと飛んできて
家先の餌にくちばしをのばすシーンが印象的。

姪の信仰するキリスト教の「慈悲」という思想が
抜け道がないようなどうしたらいいのか分からない状況に
救いを与えているような気がした。★★★★☆
ぜひ、監督のインタビューも見てみてください。

e0038717_1246741.jpgランド・オブ・プレンティ
イスラエルで育ったアメリカ人のラナは、亡き母の手紙を伯父ポールに渡すために10年ぶりにアメリカの地を踏む。伯父はベトナム帰還兵。9.11のテロ以来、アメリカを守ろうとひとりで警備を続けている。そんな彼らがアラブ人の殺人事件をきっかけに再会。ラナは遺体を家族に渡すため、ポールは事件の真相を究明するために、一緒に旅立つことに。
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by ukigumo-kaza | 2010-02-21 12:51 | 海外映画

ナイト・ミュージアム2

夜警から社長になっていたのか、主人公は。
もう、ファンタジーなので
少々の強引な展開は仕方ない。
とはいえ・・・

ドタバタな展開の中で
なんか強引に進んで行った気がするんだよなぁ。
「走れメロス」的な救出劇がメインのようで
元の博物館に戻りたいっていう
展示物たちを救うようで
どっちもメインになりきれてないような。
息子の遠隔援護も
途中で携帯を絵の中に落としたばかりに
結局やりきれてなかったし。

前回活躍したキャラクターが
ものっすごい脇役になっていて
じゃあ新登場の悪役キャラクターが
強いかっていったら
おバカすぎてなんてことない。

子どもたちも満足いかなかったんじゃないだろうか。★★☆

e0038717_12151184.jpgナイト・ミュージアム2
ある日、ニューヨークの自然史博物館にいた展示物から元警備員のラリーに電話が入る。その前日、展示物たちはワシントンにある世界最大の博物館スミソニアンの倉庫に移送されたが、不思議な力をもつ“魔法の石板”が一緒に運び込まれてしまったために、新たな博物館であらゆるものが生き返ってしまったというのだ。
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by ukigumo-kaza | 2010-02-11 12:16 | 海外映画

ことの次第

ヴィム・ヴェンダース監督のモノクロ映画。

映画をつくっている途中で
資金とフィルムが底をつき
スタッフ、出演者が
荒廃した建物でどうすることもできず
もんもんと時を過ごす。

モノクロのSFより
カラーのハリウッドだよ映画は。って話か?
出資者は組織のお金に手をだしていたので
追われる身にもなっていて。

主なテーマは「売れる映画」と
「監督のとりたい映画」でのズレによる
関わった人たちの苦悩みたいな感じかなぁ。
そして、「死」が所々に現れて
いっそうやるせない感じが漂う。

10歳くらいの少女が2人出てきて
「死ぬって眠ることと同じだと思うの」みたいな会話をする。
死について割と冷静に恐がりもせず
悟った感じが不思議。

ところどころ出演者やスタッフたちが
含蓄ある言葉をつぶやくので
それがこの映画をちょっと深いところに沈めている感じ。

ラストの展開がちょっと「ん?」となったけれど
やはり、これはこれで映画製作の
苦悩と困難を表しているのかなぁ。★★★
e0038717_18535620.jpgことの次第
ポルトガルの海岸に建つホテルに滞在中の映画撮影のスタッフたちは、資金が足りなくなりLAに戻ったプロデューサーが戻ってくるのを待っていた。しかし、一向に戻ってこないため、監督はプロデューサーを探しにLAに飛ぶが…。ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞作品。
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by ukigumo-kaza | 2010-02-07 18:55 | 海外映画