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稲妻

♪青い稲妻が ボクをせめるぅ〜
  炎 体 焼きつくすぅ ゲッチュ♪♪


とかではなく、もっと重心が低めです。・・次元が違うか。

「初恋・地獄篇」のあと続けざまに見た昭和映画。
初恋〜よりも前の時代で昭和30年代の作品。
街並の推移が興味深い。時の流れよ。

高峰秀子さん主演で成瀬巳喜男監督で林芙美子さん原作。

母と父親がみな違う娘3人息子1人。
高峰秀子さんが三女で兄弟の中で一番冷静に
もみくちゃな人間関係の間をすり抜けていく。

姉の夫が出先で急死し、その夫が残した保険を巡って
さまざまな思惑が絡み、よい方向に向かえばいいけれど
そこは人間。
飽きれるやら、疲れるやら、
やんなっちゃうやら、笑っちゃうやら。
んとにねぇ〜・・・

終わりの母と娘、二人だけの後ろ姿は
同監督の作品『女の座』('06.2/16blog参照)に
通じるものがあったな。

上のトラブルシスターズはどうなったんだろうかね。
一家をひっかきまわす男は?
主人公の人生の行方は? ★★★☆

e0038717_2323747.jpg稲妻
日本映画の四大巨匠のひとり・成瀬巳喜男の生誕100年を記念し代表作をDVD化。全員父親が違う母子家庭の4姉妹それぞれの生き様を、家族からの脱出を試みる末娘の視点で描いた、林芙美子の原作小説を映画化。当時の人気スター・高峰秀子主演作。
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by ukigumo-kaza | 2008-03-31 23:47 | 邦画

初恋・地獄篇

寺山修司さん脚本で借りてみました。

さすがアングラ感120%で、何とも形容し難い独特の禁忌ワールド。
妖しく'70年代の青春(?)を描きます。
あまりに濃すぎて気が遠くなっちゃいそうですが
その世界を含む通常の街並も相まって
♪そんな時代も あぁ〜ったねとぉ♪
在りし日の日本を不思議な気分で見ました。

ん〜む・・・
この時代ってアングラ感ってものの許容範囲が
今と比べると違う気がするなぁ。
大衆の面前で奇妙なことをしてても
笑って通り過ぎているし(無論、裸になれば警察が来てたが)
ともすれば時代は変わって、規則もできて
地域環境がより良くなった気がするけれど
「奇妙なこと」に対して厳しくなったかもしれない。

いや、かつてオタクと呼ばれた人たちは
今や日の光をあびて堂々と楽しげに活動しているし
やっぱり許容範囲が移行したのかな。

今こんな映画を撮ったりアートとして活動したりって難しそうだ。
'70年ならではじゃないだろうか。★★★☆


デザイナーの横尾忠則さんが出ている映画だったっけと見てみたけれど
これじゃなかったみたいだな。
主演の男の人がお笑い芸人
よゐこの濱口さんに似てた。

 ジャケットが↓宇野亜喜良さんでオシャレですね。
e0038717_21522925.jpg初恋・地獄篇
性が氾濫する都会の片隅で生きる若者をドキュメンタリータッチに描く瑞々しい一編。幼い頃救護院から彫金師に引き取られた青年・シュンは、ある日ナナミという少女と出会う。シュンは、集団就職で上京しヌードモデルをして生活している彼女に惹かれ…。
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by ukigumo-kaza | 2008-03-30 22:04

カレル・ゼマンの<彗星に乗って>

カットアウトアニメーションと実写を融合し
独特の色彩とストーリーで魅せるカレル・ゼマンの作品。

立ち寄った雑貨店で見つけた美女が微笑む一枚の絵はがき。
そのハガキに見惚れていて妄想にハマった中尉は
ハマりすぎて崖から海に転落。
絵はがきの美女が現れて溺れる中尉を助けてくれたんだけれど
美女は、さらわれた船から海へ飛び込み
逃亡する途中だった。

そのとき水平線に大きな星が不吉に出現。
あの星は何だ!?と思っている間に
その星に誘拐されちゃった。さてどうなる?って感じか。

恐竜に遭遇して攻撃しようと大砲を撃つんだけれど
全然怖がらない恐竜たち。
ところが、地球の鍋釜がガチャガチャいう音に
ビックリして逃げた!
これを見た軍は大砲や銃を全部放り捨てて
金物を振って騒音をおこす
とても平和的な武器を装備。

星にさらわれたのは
中尉と美女だけじゃなく
武器商人とか街も一緒に移動していたので
混乱は国同士の争いも。

ファンタジックなストーリーに加えて
やはりレトロなアニメーションと
画面の色合いがハートをわしづかみです。★★★★

e0038717_18523114.jpg彗星に乗って
トルンカやティールロヴァーと並び、チェコアニメを世界に知らしめた先駆者的な存在として有名なクリエイター、カレル・ゼマンの長編・短編作品集。多くのファンを持つジュール・ヴェルヌの原作を元にした『彗星に乗って』と、短編も収録する。
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by ukigumo-kaza | 2008-03-16 20:18 | 海外映画

ぼくのバラ色の人生

バラ色ってそういう意味だったのか。
おもちゃとか色がポップで可愛い。
なぜかアラブの映画だと思っていたので
フランスで勝手に意表をつかれた。

女の子になると思っている男の子と
それを理解できない周りとの闘い。
明確に目覚めはじめた主人公のリュドヴィック。
両親も初めは子どものお遊びと思っていたんだけれど
どうやらこれは本気らしいと気づいて
混乱しながら真剣に対処していく。

その真剣さってのが、リュドヴィックを絶望させ
両親の要求に順応しようとするんだけど、
どうしても拭えない自分の中の違和感に苦しむ。

父ちゃん母ちゃんの戸惑いは分からんでもないけれど
あまりにキツくあたりすぎじゃないだろうかな。
周りに拒絶されても家族が受け入れてくれてれば
優しいリュドヴィックが悲しまないですむんだけれどな。

最後、希望が見えそうな
いい予感がする感じでよかった。★★★☆

e0038717_1823182.jpgぼくのバラ色の人生
7歳の少年・リュドヴィックの夢は女の子になることだった。両親は風変わりな息子を理解しようと努力する。
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by ukigumo-kaza | 2008-03-16 18:46 | 海外映画

アヒルと鴨のコインロッカー

大学入学を期に仙台へきた主人公は
新居のアパートで隣の住人の“河崎”と出会い
本屋襲撃の手伝いに巻き込まれる。
本屋襲撃の理由は?・・・ブータン人のドルジって?

主人公の椎名の雰囲気が
すごくファ〜っとしていて所々笑っちゃった。
事実に気がついて
まだ荷ほどきされていない段ボールのふたを
呆然としながらパタパタと無意識に動かしているシーンは
こうなっちゃうよなぁと。
ストーリーは非現実的で複雑に絡んでいるのに
こういった細かくてリアルな動きに見入ってしまった。

瑛太さんの演じ分けも、
あぁっそう見えるっ違和感ゼロだなぁと可笑しい。
お笑い芸人ハローバイバイの人だと思うんだけれど
その役がもうね、どうしようもなく嫌な気分になった。

ブータンの文化とかボブ・ディランの歌とか
ポイントはいくつかありますが
死ってのが柱になってるような気がするな。
不条理な死に救いが見える感じかな。

んーむ・・・椎名、河崎、ドルジ、コトミ、レイコの
それぞれの穏やかな交流を別に
なんで死ななきゃいけないのか(ペットも含め)
瑛太さん演じる“河崎”の悲哀を強くするためなのか?
こういう死の扱い方は好きじゃないな。★★★

e0038717_23171731.jpgアヒルと鴨のコインロッカー
大学入学のために仙台へ引っ越してきた椎名。新居の片づけをしていると、同じアパートの河崎と名乗る男が声をかけてきた。口ずさんでいたボブ・デュランの曲に興味を持ったらしい。しかし、彼は初対面の椎名に、同じアパートに住むブータン人のドルジという青年に広辞苑を盗んでプレゼントしたいから「本屋を襲わないか?」と誘う。ドルジは河崎の元彼女の琴美と付き合っていたらしい。また買うのではなく盗むのが大切だと奇妙なことを言う河崎。椎名は逃げ腰だったが河崎の巧みな話術にのり、気づいたら本屋襲撃に加担していた!
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by ukigumo-kaza | 2008-03-09 23:45 | 邦画

電脳コイル 第1巻

土曜午後18:30からNHKで放送しているアニメ。

たまたま見たときに、なんかこの雰囲気好きだなぁと
チャンネルをあわせるようになった。
しかしですね、作品中には
「メタバグ」とか「メタタグ」とか「イリーガル」とか
その世界専用の言葉が頻繁にでてきて
途中から飛び飛びで見ている自分には意味不明。
分かるような分からんような
つかみ所のないアニメでした。

だけど楽しみにしてるんだよなぁ。
なんだろう?と考えてみるに
おそらくこの作品をつくった人は
宮崎駿監督に強い影響を受けてるんじゃないかな。

主人公の女の子と妹は
さながらトトロのサツキとメイのよう。
ダイチって男の子はカンタっぽいし
作中の音楽も意識してるんじゃないかなぁ。と勝手に想像。

トトロは昭和初期の世界でしたが
当然全く違うアニメで未来の世界。
電脳メガネってのを登場人物たちはかけてるんだけど
そのメガネをかけるとバーチャル空間が現実にあらわれて
いろいろ事件が起こるんだってよ。・・・違うかも。
詳しいことはアニメを見ていただくか
ウィキペディア
詳細がのっているので見てみてくだされ。

なんか専門用語が理解できなくても
不思議な落ち着き感で
続きを楽しみにしちゃうんだな。
始めから見てみようじゃないかと借りてみました。

色が淡くてよい感じ。

e0038717_21462469.jpg電脳コイル 第1巻
電脳アイテムを表示する“電脳メガネ”が人気のちょっと未来。地方都市・大黒市に引っ越してきたヤサコと妹の京子、電脳ペットのデンスケは奇妙な騒動に遭遇。なんとデンスケが謎の電脳生物に襲われ、壁の中の謎の空間に消えてしまった!
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by ukigumo-kaza | 2008-03-08 22:01 | 邦画