青いパパイヤの香り

親元をはなれ、使用人として
ある家族のもとに奉公へ出る。

はじめ“おしん”みたいな
辛い目にあいながらも健気に耐え
その家で唯一やさしく接してくれる息子と
恋をするって感じかなぁと思っていた。

家族はバァバ、主人、奥さん、3人の息子たちと
昔からいる使用人のオババ。
三男はまだ3歳くらいなんだけれど
その子がかまってほしくて
チョイチョイ悪さをする以外は
辛い目に遭いません。よかったなぁ。
見ていてハラハラしていたのだ。
奥さんは亡くした娘の代わりに
とても愛情をかけてくれたようだ。

この映画で一番印象深かったのが音、音楽。
夜にはうるさいくらいの虫の声
朝は鳥の声と自然界の音
パパイヤを切った後、切り口から
漏れる液体の匂いを嗅ぐ音
場面場面でとても雰囲気を出していた。

日本のそれとちょっと違う
独特の間も新鮮だったなぁ。

物語は子どもの頃と大人になってからで
展開が少し別れます。
幼くして奉公に入ったため
学校に行けなかったんだなぁと
後半の中で気づきましたが
身分の厳しい壁っていうのは無いようだ。
一応主従の形はあるけれど
身分が違うからといって阻まれないというか。
それが主人公の恋に繋がります。

Classの『夏の日の1993』が脳裏をよぎった。
夏でもなければ水着でもないんだけれど
♪ふつうの 女と おもぉっていーたけーど
    あぁ〜人ちーがいー お〜そーじゃーないよ
           いきなり恋して しまあったよ〜♪
 な。
それまで空気のような存在で
身の回りの世話をしていたのにっガガーン!な。

出演している人たちが日本人のような顔立ちをしているので
親近感があるような、でも日本とまた違う雰囲気が
蒸し暑さとともに映像に現れていて
不思議な後味をのこした作品だったなぁ。★★★☆

村上春樹さんの『ノルウェイの森』
この作品の監督によって映画化されるそうです。
どんな雰囲気になるんだろうと
今作品を見てみましたが全く想像できません。
内容をほとんど忘れているから再読してみようかなぁ。

e0038717_237227.jpg青いパパイヤの香り
『夏至』のトラン・アン・ユン監督、あるベトナム人女性が少女から大人へと成長していく様を綴るドラマ。51年、10歳の少女・ムイは、サイゴンの一家に使用人として雇われる。家族との生活でさまざまことを学んだムイは、やがて美しい娘へと成長し…。
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by ukigumo-kaza | 2008-09-09 23:23 | 海外映画
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