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カレル・ゼマンの<悪魔の発明>

あるところに科学の研究をする博士と助手がおりました。

失敗を繰り返しながらも
日々何かの研究にいそしんでいたところ
海賊が現れて、二人を誘拐しました。

博士が何を研究しているか
海賊たちは探りをいれ
その研究を自分たちのために使おうと画策します。

おっとりしたお人好しの博士に
海賊たちのもくろみを早く知らせなくてはっ!!
助手は離れた場所に隔離されますが
あの手この手で防ごうと試みます。

さて、計画の秘密は守れたのか?

実写と手描きのような背景セットを融合させて
カレル・ゼマンの世界満載です。
海底シーンなんか、やっぱりロマンがあります。
この作品はモノクロです。


最後ですが、“アルマゲドン”における
ブルース・ウィルスを彷彿とさせる(?)博士の行動と
えぇ!?そういう終わり?今までの奮闘と裏腹に
結構アッサリしてんなぁーといった感じでしょうか。

彼らは彼らなりの判断で選んだことなので
深い意味があるのかもしれませんが
あぁ博士っ! なんたる勇姿! ★★★☆

カレル・ゼマンの<悪魔の発明>_e0038717_21582264.jpg悪魔の発明
偉大な科学者のロック教授とその助手ハールは現在、強力な破壊力を持つ爆発物の研究に勤しんでいた。ところが、完成まであと一歩という時2人は何者かによって拉致されてしまう。それは大富豪ダルティガス伯爵の差し金で送り込まれた海賊の仕業によるものだった。伯爵は教授を巧みに騙し、研究を急がせると共に、その成果を自らの野望である世界征服のために利用しようと企んでいた。一方、協力を拒否したため監禁されてしまったハールは、気球を使って全世界に向けて危険を知らせ救援を仰ぐ。やがて世界中の艦隊が集結してくるが…。
by ukigumo-kaza | 2008-06-09 21:59 | 海外映画
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