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パフューム ある人殺しの物語

んーーーーむ・・・

テレビでこの映画のCMが流れていたときは
「これ流していいのか?」と衝撃だったのですが
色んな人のレビューでは
原作が結構面白いって話題になっていました。

人を魅了する香り作りに心とらわれ
脅威の嗅覚を持ったグルヌイユは
常軌を逸した情熱をそそいでいく・・・

この人格破綻ぶりが、生い立ちとともに
スメルジャコフを想起させた。
あの魚市場で産み落とされた赤ちゃんは
ホントの赤ちゃん?
うひゃ〜〜、衛生的に大丈夫でしょうか。といらん心配。

このグルヌイユがキューンときちゃったのは
花とか果物とか、なんかそういった香水の香りじゃなく
人の発している体臭なのか。体の表面の。
見目麗しい女性ばかりを狙ったって事は
見た目と匂いは比例するのか?
フェロモンってやつなのか?

突如、頭を巡る名曲
♪追いかけてぇ〜 追いかけてぇ〜
    追いかけてぇ〜〜〜雪国ぃ〜〜♪

すっごい嗅覚レーダー。

奇妙な奇怪な物語。
人、死にすぎー。
グルヌイユに関わった人は
彼が去った後、魂を持ってかれるように。

捕まってからの展開が
いや、ビックリ。
まぁ、これは物語ですからね。
ドキュメンタリーじゃないですからね。
いんです、いんです。
「ミスター味っこ」的でもいいんです。
あ、このたとえ間違ってますか。古いですか。いんです、いんです。
おいしい物を食べたあと、ピカーンと異世界に旅立つ感覚。

なんだか混乱していますな。
アロマとかって人の心を和ます力があるし
匂いで気持ちを変化させるのは
現実にあるだろう。
その場の人々の感情を全く別の方向に
ひれ伏すまで魅了する香りってどんなんだろう。
嗅いでみたいような、怖いような。

なんだか後を引く映画だなぁ。 ★★★☆

パフューム ある人殺しの物語_e0038717_21474754.jpgパフューム
18世紀、パリ。数十キロ先をも嗅ぎ分けられる、図抜けた嗅覚を持つ孤児グルヌイユは、パリきっての人気調香師となり、彼の香水が街を沸かせる。しかし、彼の野望は “究極の香水 ”を作ること、ただひとつー。時を同じくして、街では赤毛の処女が殺され全裸で発見される事件が続発していた・・・。
by ukigumo-kaza | 2007-10-07 22:12 | 海外映画
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