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マーサの幸せレシピ

勝手にドイツ映画祭り 第10弾!

レストラン内で評判のシェフ、マーサは
自分の作る料理に対して絶対の自信を持っている。
たとえ客でも料理に対して批判されると
あんたは味が分からないんだとわめく。
お客商売なのでレストラン側としては
たとえマーサが間違っていなくても
お客の意をくまなくちゃいけない。

決して人嫌いではないみたいで
引っ越してきたばかりの人にも
わざわざ階下に降りていき
食事をもてなそうと誘い
姉の娘にも、怒鳴ることなく
気持ちを察してとても優しい。
困ったときは、助けを求めることも出来る。
ただ、自分の料理に関しては妥協できないんだなぁ。

新しくきたイタリア人シェフが
いい感じにゆるくて
マーサの「キーーーッ」とくる部分を
更に「カーーーッ」っとさせつつ
母を失いご飯を食べなくなった女の子とともに
荒療治的(?)に気持ちを和ませていく。
パチーノに似てるな。

目隠しでソースの中身を当てさせるシーンは
妙に照れた。セクスィ〜
さすがイタリア男といいましょうか。
みんな、あの国の男性はあぁなのか?・・疲れそうだわぁ。

あと皆が食事しているテーブルに
食事をせず、会話にも入らず、本を読んでいる人が
一人いるって、すごく気まずいんじゃないだろうか。
日本的な感覚なのかもしれないけれど(和っていうやつか?)
同席するなら食事をするか、
食べなければ別の場所に行くってないんだろうか。
これって、外国では個人主義なので
気にならないのかねぇ。
それならそれで、気楽なのかも。

料理が出来る人って動きに無駄がないよなぁ。
あんなに沢山の鍋、フライパンを同時に火にかけて
素早く盛りつけ。戦場だけれどうつくしー☆
運ぶ人も動きがとても綺麗です。
食べると幸せな気持ちになる。素敵だね。

画面の色も暗すぎず明るすぎず、自然な感じで
音楽も心地いい。 ★★★★

マーサの幸せレシピ_e0038717_12385023.jpg
人付き合いに無関心な女性シェフが、周りの人間との触れ合いの大切さに気付いていくハートフルドラマ。最高の腕を持つ反面、人との関わりを軽視する料理店シェフ・マーサは、ある日事故で死んだ姉の娘を引き取ることに…。
by ukigumo-kaza | 2007-09-16 12:52 | 海外映画
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