二十四の瞳

違う映画を探していて
ふと背ラベルが目に入った。

以前、News23で筑紫哲也さんが
高峰秀子さんが出られていたこの作品を
ちょっと話題にされていて
頭の隅にあったのでした。
あまりに古く地味なラベルで気がつかなかったなぁ

同タイトルで違う方が大石先生をされていたのを
小学校のころ見た記憶があります。
そんときは、戦争の話しで
学校教材の印象が強かったので
あまり興味を持ってなかったなぁ。

戦後、間もないと見えて
とてもリアルで
荒いモノクロに風景、音楽、人々、話しかた、テンポ、
すべてに当時の空気感。
戦前、戦中、戦後にわたって
先生の環境もかわっていき、子ども達も成長していく。

新任で学校に行く時
「洋服着た女が自転車乗って通っていったが
 あれは新しいオナゴ先生じゃろ。
 おてんばと言わりゃせんかいな。」と島民の声。
洋服着て自転車乗ってたらオテンバ!

ふんだんに挿入されている童謡がいいね。
BGMが♪カーラスぅ なぜ鳴くのぉ〜〜♪だったり
♪ほーたーるの光 まどの雪ぃ〜〜♪だったりします。

子ども達がホントにカワイイ。
先生を見舞いに行こうと、
遠い道のりを途中大泣きしながら
テクテクテクテク歩いて行く姿は
なんとも可愛くて
先生もすごく嬉しいだろうなぁ、と
どうなっていくんだろうと
見守る心境。

先生がバスから降りてくるシーン、
今で言う市営だとかの巡回する一般的なバスに
バスガール(?)が乗っていた!
こんな場面「となりのトトロ」にもあったね。
サツキとメイがバス停で
父ちゃんを待っているところ。
「乗りますか?」とサツキに聞いていたと思う。
自動ドアじゃなかったんだね。
バスもポコンポコンと軽い感じの車体だ。

ときおり、時代の情景を説明する
毛筆の縦書きテキストが出きて
それも味があるんだ。

発言にも規制があって
少しのことでもレッテルが貼られたり
今だとあたりまえの考え方が危険だと非難される。
その中で客観的な目線で
その時代を考えている優しく強い先生、素敵です。

また見ることになるとは思ってなかったなぁ。

こんな時代の流れを生きてきた方々のことを
思わずにはおれません。 ★★★★☆

e0038717_2348316.jpg二十四の瞳
美しい小豆島を舞台とした先生と12人の生徒たちの感動作。
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by ukigumo-kaza | 2006-06-14 23:51 | 邦画
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