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チェンジリング

実話だってことに恐ろしくなった。

政府によって子どもが交換されたのかと思っていたので
どういう策略が隠されているんだろうと
エンタメ的ミステリを想像していたけれど・・・

そうとう身の毛がよだちました。
罪があるとか無いとか
正論とか虚言とか
正義とか犯罪とか
善意とか悪意とか
正気とか狂気とか
もぅね、大きな権力が主導的に操ることの恐ろしさったら
現実にあることだけれど
人間って偉そうなこといってるけど
何なのだと絶望感を抱きそうになります。

とはいえ、救いもあった。
そして、宗教や信仰について考える。
無知なので確信はないけれど
主人公の母は特にキリスト教を
信仰していたわけではなさそうだ。
でも、自分の宗教を信じているいないに関係なく
絶望から救ったのは、問題を呼びかけた
なかなかの権力を持つ神父と
信仰する人々の団結により集まった
大衆の力だった。
苦しい人々を助けたのは
宗教に関わっている人たちで
その教えによるものだった。
「強きを挫き、弱きを助ける。」

んー、精神に関わるものが出てくると難しい。
でも、極悪警察を白日のもとにさらし
軌道修正できるほどの力を持つんだな。
一方で、日本ではどうか?
信仰の団結力によってってのは無理だなぁ。

アンジェリーナ・ジョリーが主演している
作品を観たのはたぶん初めてだったけれど
映画で演技している人なのに
有名すぎるアンジェリーナ・ジョリーって人を忘れるくらい
“その人”に見えた。んー変な表現。
時代も違うんだからニュースのようなリアルではなく
まさに今起こっているかのような。

母の強い愛がテーマの柱だ。
家族の愛情ものって
なんだか語りたくなっちゃうな。★★★★

チェンジリング_e0038717_12455632.jpgチェンジリング
クリント・イーストウッド監督×アンジェリーナ・ジョリー主演、超一級サスペンス・ミステリー!衝撃の実話を映画化した圧巻のサスペンス、遂に低価格化!
1928 年。ロサンゼルスの郊外で、9歳の息子ウォルターと幸せな日々を送る、シングルマザーのクリスティン。だがある日突然、家で留守番をしていたウォルターが失踪。誘拐か家出か分からないまま行方不明の状態が続き、クリスティンは眠れない夜を過ごす。そして五ヶ月後。警察から息子が発見されたとの朗報を聞きクリスティンは念願の再会を果たすのだが・・・。

by ukigumo-kaza | 2010-05-04 12:48 | 海外映画
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