東京物語

昭和2〜30年代の映画が好きでみるわりに
この、有名すぎる作品は今までみたことが無かった。
借りようと思ったタイミングだと
いつも借りられてたんだよねぇ。
ついにみることができました。

お気に入りのヴィム・ヴェンダース監督も
この作品に触発され自身もたしか『東京画』だったかを
作られていたんじゃなかったか。
調べた。「東京画」
あぁ、やはりそうですね。ドキュメンタリーだったのかぁ。
これ、みたいんだけれどDISCASにはないですね。残念。

話は戻りまして、東京物語。
親子、家族の話です。
年老いて行く両親と邪魔にする子どもたち。
末っ子と息子の嫁は心優しく気遣っている。

孝行しようと思ったときは
もう親はこの世にいない、
いつまでも、あると思うな親と金って
昔からよくいわれることですが
この映画のテーマではなかろうか。

杉村春子さん演じる娘が
まぁーー歯に衣着せぬ物言いで
ほんとにキツい。なんでそこまでドライになれるのか。
正直っちゃぁ正直なんだけれど
みていてすごく悲しくなった。
末っ子もそう感じているらしく
原節子さん演じる義姉に投げかけるのですが
姉さんは「皆それぞれの生活をしているの。仕方ないのよ」と
そのシーンがチクチクと刺さったな。
そうなのかな、そうなんだろうなぁ・・・

当時は広島の尾道から東京までは電車で
16〜7時間かかってたのかっ。
およそ60年後の現在は
山口から東京を4時間程度!で移動できます。
飛行機つかったらもっと短いのかな。
夜行バスでさえ、そんなにはかからないんだから
時代の流れって、えげつないなぁ。と
若干怖くなりました。

原節子さんの所作や言葉遣いがとても素敵だった。
当時でさえ当たり前だったわけじゃないようで
熱海の宿に出てくる女の子は
すでにガッチャガチャしてた。

とはいえ、会社とかで「お茶をお持ちしますわ」とか言ったら
メイドカフェかよってなりそうだし
「お休みですもの」みたいなのって聞かない。

流行語のほかに日常の言葉づかいだって
確実に流れているのだなぁ。★★★★★

遠くの母に逢いたくなった。おかぁちゃん・・・

e0038717_17242256.jpg東京物語
日本映画を代表する傑作の1本。巨匠・小津安二郎監督が、戦後変わりつつある家族の関係をテーマに人間の生と死までをも見つめた深淵なドラマ。故郷の尾道から20年ぶりに東京へ出てきた老夫婦。成人した子どもたちの家を訪ねるが、みなそれぞれの生活に精一杯だった。唯一、戦死した次男の未亡人だけが皮肉にも優しい心遣いを示すのだった…。
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by ukigumo-kaza | 2010-04-24 17:26 | 邦画
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