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恋人たちの食卓

これをなぜ借りたのか思い出せない。
村上春樹さんのエッセーからだったかなぁ。たぶんそうだな。
面白いか、いい作品か褒めていた気がする。

たしかにタイトルどおりの部分もあるんだけれど
恋人だけじゃない親子の関係も大きい。
終わりの10分くらいで、驚きすぎてひっくり返った。
んーーーーむ、やられた!って感じです。

見ているあいだは
小津安二郎監督の「秋刀魚の味」のオマージュかと
登場人物の運命をいろいろ想像しつつ
(娘たちがみな嫁に行って父ちゃん一人になる。とか
 父ちゃん、心臓発作で突然の他界。その時娘たちは。とか)
大量に出てくる豪華な食事を
登場人物たちはことごとく
美味しくなさそうに(理由があるのだが)食べるので
観ていて胃もたれがしてきたり。

この映画の雰囲気が冗長なかんじもしなくなかったので
なかばぼんやり観ていたのですが・・・
最後まで観ることをおすすめします。

登場人物がみんな、どこか欠けているという意味でも
村上さんの琴線にふれるところがあったのかもしれません。

びっくりしたなぁ〜、もぅ。オトーチャーン!★★★★


恋人たちの食卓_e0038717_21383043.jpg恋人たちの食卓
アン・リー監督による“食欲と性欲”をテーマにしたホームドラマ。人間の根源的な欲望を通して家族や人間関係を描く。元料理人の父を持つチュ一家には、日曜日に家族全員で晩餐会を行う習慣があった。3人の娘たちは渋々参加していたが…。
by ukigumo-kaza | 2009-07-24 21:45 | 海外映画
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