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パリ・テキサス

好きだなぁと思う作品を多く作る
ヴィム・ヴェンダース監督の作品。

宅配レンタルで、1年以上も前に予約しているも
未だ届かないという“勝手に片思い”映画。
TSUTAYAの更新がきたので
ショップで借りる事に。

兄のロードムービーなんだけれど
夫婦、親子、兄弟、血のつながりがリンクします。
はじめは、この影のあるオジジはいったいどんな人物なんだと
映画の輪郭が謎でしたが
ジッと見ていくと徐々に展開していきます。
『焦らない』これがこの作品の心構えといいましょうか。
派手で素早いシーンは無いので
子守唄になってしまいそうですが
登場人物の心の変化に流れがありますので
居眠りして、途中ブツッと切れちゃうのは勿体ない。


愛情をドカーーーンッと相手にぶつけたら
8割くらいで跳ね返ってくればいいんだけれど(2割は冷静)
時として、相手も自分も吹っ飛んで壊れてしまう。

パリってフランスじゃなくてアメリカのパリです。
パリなのに車で行くって言うからそこでも「ん?」となりました。
偶然にもゴールデンウィークに買った本
向井万起男さん著「謎の1セント硬貨」の中で
アメリカには、いくつもパリがあるって事が書かれていて
「あっこれかぁ」と妙な繋がりに驚きました。
ついでに、この本はお昼の恋ヒ人「ほぼ日刊イトイ新聞」
結構前に糸井さんが勧められていたんだけれど
つい先日、再び取り上げられていて
ちょうどその記事が載った日に読み始めていたのでした。
こういった偶然って結構あるもんなんだなぁ。
その度に驚くけれど。

内容を殆ど書いていませんが
ま、いっか。★★★★
パリ・テキサス_e0038717_13181538.jpgパリ・テキサス
アイデンティティーと居場所を見失った男が、徐々に失ったものを取り戻していくロードムービー。記憶を失った主人公トラビス。彼は、自分がこの世に生を宿した場所、テキサス砂漠の「パリ」を探す放浪の旅に出る。それは4年前に別れた息子と出会い、妻=母親を捜す旅の始まりでもあった。
by ukigumo-kaza | 2009-05-24 13:53 | 海外映画
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